新宮・富郷を知る

四国中央市の風景

愛媛県四国中央市

香川・徳島・高知に隣接する四国のまんなか、愛媛県四国中央市。紙製品の工業出荷額では全国1位と、国内屈指の生産量を誇る紙のまちです。少し車を走らせれば、新宮・富郷に広がる大自然。県内随一のお茶どころでもあります。工業・農業・観光業と仕事から遊びまで、多くの人が行き交う場所です。

新宮


市街地から堀切トンネルを抜けて車で20分ほど。そこには豊かな自然と清流に囲まれた山の景色が広がります。南北に通る土佐街道、熊野神社や奥の院仙龍寺など、歴史や言い伝えが深く息づいている地域です。合併前の旧新宮村時代、古来からヤマ茶が自生しお茶栽培に適した環境だったことをきっかけに、お茶栽培が始まりました。全国的にもインターのある村は珍しく、今でも多くの観光客で賑わいます。

道の駅霧の森の茶フェ
あじさいの里

古民家のようなゆったりとした空間で新宮茶やお茶スイーツが楽しめる、道の駅霧の森の「茶フェ」。新宮のかぶせ茶を使った霧の森大福は、通販でも抽選倍率100倍を超える愛媛の人気銘菓。

山の斜面一面に2万株以上の花が咲き誇るあじさいの里。毎年6月中旬から下旬にかけて「新宮あじさい祭り」が開催され、数千名の観光客が訪れる名所。

富郷


法皇山脈を隔てて石鎚山脈との間に位置する富郷。嶺南地域とも呼ばれています。山中に現れる富郷ダムは都市用水の供給と発電を担い、市街地の企業を支えている要所です。ダム建設の際にできた人造湖である法皇湖を中心に、てらの湖畔広場では自然と歴史に触れ合うことができます。

翠波高原
富郷渓谷

春には黄金色の菜の花、夏から初秋には可憐な早咲きコスモスの花で覆い尽される標高892mの高原。翠波峰からの360度の眺望は、瀬戸内海の島々と四国山地の両方を楽しめる人気スポットです。

山川の上流に約6kmにわたって風光明媚な渓谷が続き、秋には紅葉狩りが楽しめます。「戻ケ嶽」と呼ばれる高さ60mを超える岩壁がそそり立つ一帯には、岩の割れ目に樹木が生育し、山水画のような景勝地です。


写真提供:四国中央市観光協会 / 地域おこし協力隊